Fukuda Megumi

子育てとの両立を目指して。
福祉の現場で見つけた天職

  • みどりの郷出雲 看護職
  • 2019年入所

福田 恵

Q1.入所のきっかけはなんですか?

私はもともと教育機関で事務職をしており、介護や看護の仕事とは無縁でした。
しかし出産を機に引っ越した夫の実家は生活圏内に医療機関が無く、日常生活を送る中で医療がいかに大切か、そして有難いものかということを痛感し、看護の道を志すことを決意しました。

当時はまだ子どもが小さかったので、小学校に進学するタイミングで看護学校に入学しました。子育てをしながらの勉強は辛いこともありましたが、周りの支えで乗り越えることができ、晴れて看護師になりました。

就職先の選択肢として、総合病院に勤め医療の最前線で働くことも考えましたが、これまでの経験から、一人ひとりに寄り添った看護をしたいと考え福祉施設も視野に入れるようになり、「仕事と家庭の両立」を条件に勤務先を探していたところ、みどりの郷出雲の求人に出会いました。勤務条件だけでなく、見学に行った際の施設の雰囲気がとても良く、ここしかないと就職を決意しました。

Q2.現在の仕事内容を教えてください。

みどりの郷出雲で看護職員として、利用者さまが施設で快適な暮らしを送るお手伝いをしています。
具体的な内容としては、医療補助処置はもちろん、入浴や排泄などの日常生活の介助や機能訓練、生活相談員としての仕事を行います。その日のスタッフの配置により業務内容が変わるため、利用者さまの様子を様々な角度から観察し、健康状態の異変を早期に発見するのも看護職員の重要な仕事です。

また、みどりの郷出雲にはデイサービスとショートステイがありますが、施設が廊下で繋がっているためどちらかで人手が足りない状況になれば、応援に向かうこともあります。人の命を預かる重大な仕事ですから、お互いに助け合える環境があるというのは非常に心強いですね。

Q3.この仕事のやりがいはどんなところですか?

初めて施設を利用される方は、多かれ少なかれ不安を抱えています。知らない施設で、知らない人にお世話をされるのですから当然のことですよね。そんな中で徐々に心を開いて、みどりの郷出雲での日々の暮らしに生きがいを見出していただけると何より嬉しいです。また、直接感謝の言葉を掛けていただいたり、信頼されていると感じる瞬間が多いのも、この仕事の大きなやりがいですね。

耳が不自由な方や声を出すことができない方もいらっしゃいますが、優しく見つめたり、手を握って気持ちを伝えてくださるんです。

その気持ちに応えるため、今後も利用者さまやご家族さまに真摯に向き合っていきたいと思います。この仕事は、一人一人に寄り添った働き方をしたいと考えていた私にとって、まさに天職です。

Q4.職場の雰囲気や福利厚生について教えてください

20代から70代の職員がいますが、とにかく皆パワフルです!
入所前の施設見学の時から、明るくて活発な人が多いという印象を持っていましたが、入所してもそれは変わりませんでした。その雰囲気のおかげか、利用者さまも元気で活発な方が多く、毎日笑顔が絶えません。

また、教育体制については、私のような福祉業界が未経験の職員に対しては、経験豊富な職員がOJT形式で丁寧に指導を行います。初めての仕事は何をするにしても不安と緊張がつきまとうものだと思いますが、質問しやすい先輩ばかりですし、初めての業務は必ず慣れるまで一緒に対応してくれるので、安心して働くことができます。

福利厚生の面では、各種制度が設けられているのはもちろんのこと、その制度をきちんと使用できる環境があると感じています。それは「周りの理解と優しさ」があるとも言えますね。
実際に、産前産後休暇や育児休暇制度を活用しながら4人の子どもを産み、キャリアを途切れさせることなく働いている職員もいます。

Q5.福祉業界やJAいずも福祉会の魅力

看護職としての福祉業界で働く魅力は利用者さまへの関わり方にあると感じます。病院では症状への対処療法的な処置がメインになります。もちろんそれは非常に重要なことですが、それだけでは根本的に解決できない問題も多くあります。福祉の仕事は、そこにじっくり向き合い、ひとりの患者様に深く、長く関わることができるのが最大の魅力だと思います。

また、当法人はJAしまねの関連法人ですから、経営基盤が安定しており、地元の皆さんから信頼が厚いという強みがあります。実際に利用する施設を選ぶ際にJAの関連法人であるというのが決め手の1つになっている利用者さまもおられるようです。

Q6.これから入所する人へメッセージをお願いします。

福祉業界は、新卒入所はもちろん、中途入所や私のような異業種からの転職など、様々な経歴・年齢の人が働いています。それは、それだけ多種多様な活躍の仕方がある業界だからだと、私は思っています。

様々な人が活躍できる一方で、メディアでも取り上げられているように、福祉業界はまだまだマンパワー不足です。
もし「福祉業界は気になるけれど、大変そう」と、一歩踏み出せないでいるのなら、ぜひ施設見学に来てください。まずは電話での問い合わせでも構いません。私がそうだったように、JAいずも福祉会の雰囲気を体感してもらえたら、その不安は吹き飛ぶのではないでしょうか。

また介護の仕事は介護職員だけでは成り立ちません。利用者さまの人生をより豊かなものにするために、複数の職種が手を取り合って日々業務に取組んでいます。理学療法士や看護師の資格を持つ方にもぜひ選択肢の一つに入れていただければと思います。

OTHER INTERVIEW

他のインタビューも見る

あなたらしさを生かし、
ご利用者の
「これから」を
共に歩みませんか?